12月2日(金)・・福島原発爆発から・・田んぼのリンク、涙の休止 避難区域の福島・川俣

福島県川俣町で全国でも珍しい本格的な「田んぼのスケートリンク」が30年近く続いてきた。しかし、東京電力福島第一原発事故で計画的避難区域になったため、今冬は見られない。稲作もできなかった田を伸びた枯れ草が覆っている。

 「まったくもう、涙が出てきますよ」。11月末、川俣スケートクラブ会長の菅野十一さん(74)は、避難先の福島市から田んぼを見に来た。すぐ脇の古いプレハブのクラブハウスで、壁に並んだ写真やトロフィーを無念そうに見つめる。

 約5千平方メートルの「絹の里やまきやスケートリンク」は1983年に開設された。「田んぼさ水まいてスケートやったらよかんべ」。当時の町長の一言から始まった村おこしは、標高約540メートルで零下16~17度まで冷え込む寒さを逆手に取った。

 リンクの管理に当たったのが菅野さんら有志でつくったスケートクラブだ。

 耕運機でならした田んぼに夜間、ホースで水をまく。風で氷が波打ったり、水が多すぎて固まらなかったりと、初めは失敗続きだったがなんとか軌道に。以前はひと冬に4500人を集め、最近も1千人くらいが利用していた。地元の小中学校の体育授業に使われ、PTAの父母らも交代で水まきに参加した。

 競技力向上のためにと町は毎年大会を開き、国体選手も誕生した。クラブは文部大臣表彰も受けた。
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by nsmrsts024 | 2011-12-02 19:59 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた核災害


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