人気ブログランキング | 話題のタグを見る

12月7日(水)・・福島原発爆発から・・放射線遮る鉛の中敷き 富山のアイデア町工場が製品化

「身を守る」をテーマに、アイデア商品を生みだしてきた富山県の町工場が、放射線を遮る鉛を使った靴の中敷きを製品化した。被災地で役に立てばと増産に乗り出している。

 富山県高岡市の安全用品企画・販売会社「ナンワ」。厚さ0.3ミリの鉛の板を型抜きしたもので、重さは大人用約148グラム、子供用約60グラム。値段はいずれも1300円を予定する。

 同社はこれまで、主に樹脂を使った安全用品を手がけてきた。従業員は現在4人だが、透明で刃物をも曲げるポリカーボネート製の防護盾は、2002年にあった日韓共催のサッカーW杯で、フーリガン対策として警察庁に採用。米タイム誌でも紹介された。

 東日本大震災後、社長の南豊さん(58)は福島県を訪問。高い放射線量が計測されているのに、外で遊ぶ子どもたちを見て、被災地で安全に暮らすにはどうしたらいいのか考え始めた。

 がれきの撤去に励む自衛隊から、釘などを踏み抜いても貫通しない特殊繊維でつくった中敷きの注文が1万足ほどあり、中敷きと放射線が結びついた。

 放射線を完全に遮断するには鉛で10センチの厚さが必要とされる。「足の裏だけ守っても」との批判も関係業者らから寄せられる。だが、東京で10月に開かれ、約6万3千人が訪れた見本市「危機管理産業展」に出展したところ、業者だけでなく、子どもを持つ母親から反響があったという。

 同社によると、官庁のほか、総合商社などからも声がかかり、現在千足ほどを用意。コンビニエンスストアなど小売店の販路も探っている。(小峰健二)
by nsmrsts024 | 2011-12-07 21:04 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024