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2月23日(木)・・3.11東日本大震災から・・・震災復旧予算、半分手つかず インフラは8割未執行

東日本大震災の復旧費として、今年度第1次・2次補正予算で積まれた6.7兆円のお金が、昨年末時点で、半分しか使われていないことがわかった。なかでも、道路や学校、被災者向けの公営住宅などのインフラ整備(公共事業)は、予算の2割に満たない額しか使っていなかった。自治体の人手が足りず、予算の申請ができなかったり、国の施策が被災地の現状と合っていなかったりすることが背景にある。

 民主党の川内博史衆院議員が各府省庁に請求した資料と、朝日新聞が入手した資料を分析した。インフラ復旧や雇用関連の特別会計を含む第1次補正(昨年5月成立)と、原発事故対応などの第2次補正(昨年7月成立)を対象にした。本格復興策を盛り込んだ第3次補正は、昨年11月に成立したばかりなので除いた。

 1次と2次をあわせた6.7兆円のうち、使われたのは55%の3.7兆円。うち1兆円は政府系金融機関への出資金などが占めており、これを除けば執行率はがくんと落ちる。

 公共事業では、1.4兆円の予算の15%にあたる2100億円しか、実際に使われていなかった。内訳をみると、公共事業のなかでもっとも予算が大きい道路や堤防、下水道などの災害復旧費(7665億円)の執行は3.8%の292億円。被災した学校を建て直す予算も、3割しか使われていない。被災者向けの公営の復興住宅や、ダムの修理など16事業の執行率はゼロだった。
by nsmrsts024 | 2012-02-23 05:46 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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