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6月2日(土 )・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と2カ月

[僕の心にママはいるよ 岩手の颯くん、すくすく]
「おやすみママ。今日ね――」

 岩手県山田町の佐々木颯(そら)くん(7)は毎晩、枕元に置かれた母親の遺影に話しかけて眠りにつく。

 東日本大震災で、シングルマザーだった母親の加奈子さんは仕事中、津波に流された。行方の分からぬ母親の帰りを待つ颯くんを朝日新聞が伝えた直後の昨年9月29日、DNA鑑定で判明した加奈子さんの遺骨が、自宅に戻ってきた。








千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの1年間を顧みる)

[2011年4月26日]・・・公園で遊ぶの「1時間だけ」 利用制限で看板設置 福島
福島第一原発事故による放射線の影響を受け、福島県が利用の制限を求めた福島市の新浜公園で25日、市職員が看板を置くなどの対策をとった。

 県は24日、福島、郡山、二本松、本宮各市の計5公園について、国が暫定基準に定めた毎時3.8マイクロシーベルトの放射線が検出されたとして管理する市に利用制限を求めた。

 新浜公園では3人の職員が園内の5カ所に「利用は1日あたり1時間程度として下さい」「利用後は手や顔を洗い、うがいをして下さい」といった留意点が記された看板を設置。すべり台の降り口にはブルーシートを敷き、砂が舞い上がらないようにした。

 調査は22日に実施。暫定基準値を上回ったのは、信夫山子供の森公園(福島市)▽新浜公園(同)▽酒蓋公園(郡山市)▽日渉公園(二本松市)▽岩角農村公園(本宮市)。1週間後に各公園を再度調査する予定だ。


[2011年4月26日]・・・震災の行方不明者、3カ月で死亡推定に 法案を閣議決定
菅内閣は26日、津波などで行方不明の場合は死亡推定までの期間を短縮する法案を閣議決定した。東日本大震災の被災者を支援する特別立法の一環。遺族年金や労災保険の遺族補償の支給を早める狙い。行方不明者の家族からの申請を前提に、現行の「災害から1年」を「3カ月」にする。  このほか、被災したサラリーマンの年金や医療の保険料減免、現在最大360日となっている失業手当の支給を60日間延長することなども、法案に盛り込まれている。自営業者らが加入する国民年金や国民健康保険の保険料は、現行法で減免が可能。

 また、被災地で医療や福祉を提供する体制の復旧を急ぐため、公的医療機関や認知症の高齢者を対象としたグループホーム、障害者支援施設などの整備に対する国庫補助の割合を、2分の1から3分の2に引き上げる。


[2011年4月26日]・・・原発被災農家が東電に抗議 本社前で「誠意を示せ」
「安全な農地を返せ」「東電は全て償え」――。福島第一原子力発電所の事故で出荷停止や風評被害などを受けた農家ら約400人が26日、東京都内の東京電力本社前でむしろ旗などを掲げて抗議した。

 福島県や茨城県などの農家や酪農家らが集まった。トラックで福島県や千葉県の牛を運んできたほか、出荷できなくなったホウレンソウを並べ、「東電は誠意を示せ」などと訴えた。

 農家の代表は賠償を急ぐよう求める要望書を東電の担当者に手渡したが、東電側は「原子力損害賠償紛争審査会の指針に沿って補償する」と答えただけだった。農漁業者への当面の賠償の範囲は28日の紛争審査会で決まる1次指針で示される見通し。避難住民へは26日から仮払いが始まったが、農漁業者は仮払いも決まっていない。まずは政府が東電に仮払いを促すかどうかも焦点になる。

 東電との面談には、原発事故後に64歳で自殺した福島県の野菜農家の男性の妻も参加し、遺影を手に「東電への抗議だったと思う。一日も早く原発を止めて」と訴えた。男性は30年以上前から有機栽培にこだわり、安全な野菜づくりを誇りにしていたという。
by nsmrsts024 | 2012-06-02 08:14 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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