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9月14日(金)・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と6ヵ月

[猛烈な台風16号、16日沖縄・17日九州に最接近]
大型で猛烈な台風16号は14日、沖縄の南の海上を北へ進んだ。勢力を保ったまま東シナ海を北上し、16日には沖縄や奄美、17日には九州に最接近する見込み。福岡管区気象台は「これほど強い勢力のまま、九州に接近するのは珍しい」と、警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、台風16号は14日午後6時、フィリピンの東海上にあり、時速約20キロで北へ進んでいる。中心気圧は900ヘクトパスカル、最大瞬間風速は80メートル。

 15日夜には沖縄本島・宮古島地方が暴風域に入り、16日には沖縄、奄美地方に最接近し、最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が予想されている。

 九州が強風域に入るのは南部が16日午前、北部が同日午後になりそう。対馬海峡付近に停滞している秋雨前線も活発化し、九州は広範囲で風雨が強まる見込みで3連休は警戒が必要だ。

 この影響で、日本航空は15日昼前からの那覇と羽田・伊丹空港などを結ぶ18便の欠航を決めた。全日空も同日午後からの那覇・宮古空港の発着便の欠航を検討している。











千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの1年間を顧みる)


[2012年1月3日]・・・天皇陛下「被災地の復興を」 一般参賀に7万人
新年恒例の一般参賀が2日、皇居であり、計約7万人が訪れた。天皇陛下は「昨年は東日本大震災や豪雨災害があり、心の痛む年でした。被災した人が厳しい状態に置かれていることを案じていますが、被災地の復興が進み、国民一人一人にとり、少しでもよい年となるよう願っています」とあいさつ。皇后さまや皇太子ご夫妻、皇族方とともに5回、宮殿のベランダから手を振った。

 1日には宮殿で新年祝賀の儀があり、天皇、皇后両陛下は野田佳彦首相や衆参両院議長ら三権の長らから新年を祝うあいさつを受けた。昨年10月に20歳となった秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまも出席した。



[2012年1月5日]・・環境省福島再生事務所が発足 除染態勢も拡充
東京電力福島第一原発事故による放射性物質の除染を担う環境省福島環境再生事務所が発足し、4日、福島市内で辞令交付式があった。1日に施行された放射性物質汚染対処特措法に基づく除染が本格化する。

 同事務所は、警戒区域などで国が行う除染の実働や市町村による除染の支援が業務で、1日付で設置された。昨夏から除染に取り組んでいる環境省の福島除染推進チームの31人に、農林水産省からの出向職員15人、民間から採用された23人が加わり、69人態勢になった。4月には210人に拡充される予定。

 民間人23人は、公募に応じた481人から選ばれた。福島県内に1年以上の勤務か居住経験があり、放射線や土木などの専門知識を持つことが条件。放射線管理に携わり、福島第一原発でも働いていたという半谷(はんがい)隆一さん(43)は「除染の知識が役に立つと思った」。県土木部に勤めた経験がある佐々木理恵さん(33)は「福島で生まれ、福島で育った。県外に出た方が帰って来られるよう力を尽くしたい」と話した。

 森谷賢(まさる)・事務所長代行は訓示で「特措法に魂を入れる仕事で、迅速な対応を旨とする。『除染は日本で初めて』という言い訳はできない」と述べた。(木村俊介)


[2012年1月5日]・・・コメ全袋放射性物質検査へ 福島県、今秋から
福島県は5日、2012年産のコメについて秋から出荷段階で全袋を対象に、JAなどを通じ、放射性物質の検査を行う方針を明らかにした。自主検査に、新たな機器を導入して全袋を調べる。この流通経路の検査は県産のコメのほとんどが対象になるという。

 東京電力福島第一原発事故の影響で、福島県で昨年収穫されたコメから国の暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが相次いで見つかった。県はサンプル調査や、一定の地区について農家の全戸調査を行っているが、消費者の信頼確保に向け全袋検査が必要と判断した。

 現在は、サンプルをゲルマニウム半導体検出器などで調べている。この方法では、週約8千袋(1袋30キロ)の検査が限界で、年間生産量35万6千トンの県産のコメを全袋調べると仮定すると約30年かかる計算だ。


[2012年1月6日]・・福島産牛、1年前の半値 他県産牛は回復傾向
福島県産牛の価格が戻らない。放射性セシウムによる汚染が同様に判明した他の3県産の価格は回復しつつあるが、福島産は1年前のほぼ半額という状況が続いている。

 「年末年始で売れる時期なのに価格が戻らない。ただでさえ赤字なのに、更に値下がりしないか心配だ」。JA全農福島の畜産担当幹部は頭を抱える。

 東京食肉市場に向けて出荷された福島県南相馬市産の牛肉の汚染が、初めて明らかになったのは昨年7月8日。その後、宮城、岩手、栃木の各県産の牛でも相次いで汚染が見つかり、出荷が一時停止された。

 牛肉の取引が全国の市場取引量の約3割を占め、牛肉価格の指標となる東京食肉市場。農林水産省のまとめでは、汚染牛肉がみつかる前の6月を100とした12月分(1~13日)の価格は、岩手100、宮城103、栃木110だったが、福島は76。3月の原発事故後から下落しているため、一昨年の12月と比べると、ほぼ半額の水準だ。

 都内の精肉店で作る都食肉事業協同組合は、被災地支援のため、最高ランクのA5等級のメスを月に数頭買っている。通常の卸値なら1キロ2600円ほどの品質の肉が1千円以上安い。それでも、「売るのに苦労する肉屋さんが多い」(組合幹部)。

 消費者に安心してもらうため、東京食肉市場は出荷再開直後の9月から全頭検査をしているが、暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)以上のものは見つかっていない。

 さらに、「基準値を下回っていても測定値を示さないと買ってもらえない」との業界の声を受け、12月からは都が独自に、市場に隣接する芝浦と場で全頭検査を開始。小売店向けに「安全確認証」を発行し、消費者が店頭で検査結果の数値を確認できるようにした。検査開始から昨年末までに、福島県産牛で1キロあたり50ベクレルの検出下限値以上の肉は見つかっていない。

 だが、価格に大きな変化はない。「逆に、コメの汚染が見つかったことで牛肉にも影響が出ているのではないか」と市場関係者は心配する。小売店の関係者は「検査で安全と言っても、お客さんにはイメージが残っている。1~2年では回復しないかもしれない」と話す。(福井悠介)
by nsmrsts024 | 2012-09-14 04:41 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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