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8月11日(日)・・・

福島、不安の海底 潜水調査に同行取材
【中山由美】放射能で汚れた水が今も流れ込む福島の海。生き物に異変はあるのか。9日、東北大の潜水調査に同行した。

 東京電力福島第一原発から北へ50キロ。福島県新地町の釣師浜近く、大津波で建物が跡形もなく流された港から船は出た。

 朝8時。海は穏やかで霧に包まれている。500メートル沖で船を止め、吾妻行雄教授ら3人に続いて飛び込んだ。海の中は薄茶色によどんでいた。




核廃絶求める署名100万人分に 全国の高校生が集める
【井口恵理】核兵器の廃絶と平和な世界の実現をめざして全国の高校生が毎年集めている署名が、累計100万人分に達した。11日、主催の市民団体「高校生1万人署名活動実行委員会」が長崎市で集会を開き、発表した。

 署名活動は「微力だけど無力じゃない」を合言葉に、2001年から始まった。活動は世界各国にも広まり、韓国、ブラジル、フィリピンなど世界13カ国でも署名が集まった。今年は全国の200人以上の高校生が署名を集めた。これまでにかかわったのは、のべ1000人を超える。

 この1年間で集めた署名は過去最多の19万5704人分にのぼった。これらは、関連する市民団体が全国から募った高校生平和大使の20人が20日、スイス・ジュネーブを訪れ、国連欧州本部に提出する。















3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から2年と5ヶ月
千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの直後の1年間を顧みる)





[2011年9月13日]・・内部被曝、生涯で最高2ミリシーベルト 福島県住民検査
福島県は12日、東京電力福島第一原発事故による放射線量が高い地域で6月から続けていた住民の内部被曝(ひばく)検査の結果を発表した。8月末までに検査した3373人のうち、生涯に浴びる内部被曝量が1ミリシーベルトを超えると推計されたのは7人。最高は2ミリシーベルトだった。県が進める内部被曝検査の全容が明らかになるのは初めて。

 日本原子力研究開発機構と放射線医学総合研究所で、ホールボディーカウンターで検査し、セシウムによる被曝量を評価した。対象は浪江町2483人、飯舘村625人、川俣町山木屋地区213人など。4~19歳が約2600人と大半を占めた。

 評価結果は、浪江町の7歳男児と5歳女児が2ミリシーベルト、浪江町の5~7歳児5人が1ミリシーベルトで、ほかは1ミリシーベルト未満だった。県によると、家族には専門家の判断で「健康に影響が及ぶ数値ではない」と説明しているという。

 国際放射線防護委員会(ICRP)専門委員を務める甲斐倫明・大分県立看護科学大教授は「2ミリシーベルトなら将来のがん発症など健康への影響は心配ない。3千人を超える調査で最大2ミリというのは大きな安心材料。さらなる住民の安心のため、なぜ高めの数値が出た人がいるのか、詳しく調べて説明していく必要がある」としている。


[2011年9月13日]・・千葉の海水浴客、前年の半数以下に 過去40年で最低
千葉県は、7~8月の海水浴客が114万7千人で、前年(230万4千人)の半数以下に落ち込んだと発表した。記録が残る1971年以降、過去40年間で最も少ない。県は、東京電力福島第一原発事故の風評被害に加え、天候不順が響いたとみている。

 今夏オープンしなかった旭市の2海水浴場を除く、17市町村の64海水浴場を対象に調べた。前年開設しなかった2海水浴場を除くすべてで前年を下回り、前年比115万7千人の減少となった。


[2011年9月15日]・・ヒマワリは除染効果なし 農水省が実験結果公表
放射性物質によって汚れた農地をどのように除染するのが効果的かを福島県内で検証してきた農林水産省は14日、これまでの結果を発表した。表土を削り取る方法が有効と確認できた一方、ヒマワリを植えて放射性セシウムを吸い上げる方法には、ほとんど効果がないことがわかった。

 農水省は5月下旬から、東京電力福島第一原発に近い飯舘村と川俣町の6カ所の田畑を使い、除染方法を実証実験してきた。

 表土を削る方法のうち、最も効果が大きかったのは、根の浅い牧草ごと約3センチはぎ取る方法。セシウムの減少率は97%と高かった。ふつうに表土を削り取る場合は深さ約4センチで75%の減少。化学物質の固化剤を使って表土を固めてから削ると82%減と、より効果が上がった。
by nsmrsts024 | 2013-08-11 05:58 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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