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8月26日(火 )・・・東日本大震災から3年5ヶ月と15日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から3年と4ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)



2011年2月23日(水)・・・ロ大統領「リビアと調停仲介の用意」 米国防長官と会談
【モスクワ=副島英樹】ロシアのメドベージェフ大統領は22日、ロシアを訪問中のゲーツ米国防長官とモスクワ郊外の別邸で会談した。ノーボスチ通信によると、大統領は米英仏など多国籍軍が軍事介入したリビア情勢について、紛争調停のための仲介に乗り出す用意があると言明した。

 ゲーツ長官は前日の講演で軍事行動へのロシアの参加に期待感を示したが、ロシア大統領府は、会談ではこの問題に触れなかったとしている。

 これに先立ちゲーツ長官はロシアのセルジュコフ国防相と会談。会談後の記者会見でゲーツ長官は、リビアでの軍事活動は飛行禁止空域を確保する国連安保理決議に完全に符合していると指摘する一方、数日後には作戦規模は著しく縮小されると明らかにした。これに対してセルジュコフ国防相は「一般住民が犠牲になっている。これは許容できないことだ」と述べた。




2011年2月23日(水)・・・55階まで30分…都心の超高層マンションに潜む不安
東日本大震災では、首都圏の高層マンションで暮らす住民も大きな揺れに見舞われ、エレベーターの緊急停止で階段の上り下りを余儀なくされた。快適な摩天楼の暮らしに潜む不安や苦労も浮かび上がった。

 東京都中央区の超高層マンションの55階に住む主婦(32)は11日午後2時46分、1人でいたリビングで地震に遭い、とっさにテーブルの下に隠れた。ゆっくりした横揺れが5分程度続き、天井のシャンデリアが30~40センチ揺れた。

 度重なる余震が怖くてテーブルの下に潜ったまま、長男(5)と次男(1)を預けている保育園や夫に電話をかけ続けたが、1時間余り経っても通じない。午後4時ごろ、「らちが明かない」と保育園に迎えに行くことにした。

 ところが、高さ約180メートルの55階から十数秒で1階に到達するエレベーターが緊急停止していた。巡回中の警備員から「故障がないか点検中で、復旧の見込みは立っていない」と聞き、やむを得ず非常階段を10分で駆け下りた。

 約3キロ先の保育園はバスに乗れば15分で着く。だが、この日は保育園の送迎バスが中止され、路線バスも満員で乗れず、40分かけて徒歩で向かった。その途中で携帯電話が保育園とつながり、子どもの無事が確認できた。

 子どもと一緒にマンションに着いたのは午後5時半ごろ。3階の共用ルームでエレベーターの復旧を待つうちに午後7時になり、子どもが空腹を訴えたため、まず1人で55階まで階段を上り、背負えるタイプのベビーカーを担いで3階へ。ベビーカーに次男を乗せて背負い、長男の手を引いて再び55階まで上った。

 「長男も子供心に『大変な事態だ』と感じたのか、わがままも言わず、小さな荷物も持ってくれた」。それでも20階に1回ずつの小休止が必要で、上るのに30分かかった。結局、この日は自宅と保育園の往復に普段の8倍の4時間を費やすことになった。

 15日夜、静岡県で震度6強を観測した地震で再び照明が大きく揺れた。4日前の恐怖がよみがえり、壁の額などを外した。医師の夫は被災地に派遣される可能性もある。「夫がいないときに地震が来たら子ども2人と非常階段で下りられるか、心配です」
■ひざを痛めた85歳、24階から階段降り…

 JR三鷹駅に近い超高層マンションの24階に住む永守ヒロさん(85)は地震発生時、編み物をしていた。激しい揺れにしゃがみ込み、グランドピアノの脚にしがみついた。「どうしたらいいの」と叫んだが、息子夫婦は外出中で誰もいない。

 船酔いするようなゆったりした横揺れで、食卓や食器棚からコップなどが次々に落ちて割れ、部屋のドアがバタンバタンと開閉した。

 「とにかく外へ」と、自宅を出たが、エレベーターは止まっていた。調子の悪い腰とひざにも構わず、7~8分かかって階段を1階まで下りた。たどり着いた瞬間に足が痛み始めたが、フロントの担当者から渡されたひざ掛けとコーヒーで人心地ついた。

 午後6時半ごろに非常用エレベーターが動き始め、自宅に戻った。「揺れが怖くて、もうだめだと思った。夢中だったから下りられたのでしょう」と振り返る。

 地震以後、外出を控えるようになった。足の痛みに加え、再び大きな揺れがあってエレベーターが止まり、家に戻れなくなることが心配だからだ。被災地を思い、知人との食事会も取りやめた。17日に初めて買い物に出て米屋に並ぶ人の多さに驚いた。

■余震のたびに壁に亀裂

 中央区の40階を超えるマンションの一つでも余震のたびに部屋全体が回るように揺れ、キー、キーときしむような音が天井や壁から聞こえた。

 船酔いするような揺れは高層マンション特有のものだ。過去の地震でも同様の現象が起き、そのたびに管理会社が「構造に問題はない。揺れを逃がすための音」と張り紙で説明してきた。今回の地震でも、安全を強調する張り紙が次々と入り口やエレベーター内に張られた。

 同じマンションで震災翌日、大型スーツケースを引いた中年夫婦がフロントを訪れた。「壁にひびが入って粉が落ちてきた。こんな危ないマンションには住んでいられない」と怒鳴った。慌てた管理会社員が引きとめ、夫婦と共に室内の点検に向かった。

 31階に住む女性の住居では居間に2カ所、トイレに1カ所、壁紙に亀裂が入っていた。余震のたびに亀裂は上下に広がり、天井から床まで一直線に。はがれかけた壁紙の内側の石膏(せっこう)ボードにも幅1~2ミリの亀裂が入っていた。

 管理会社によると、石膏ボードの継ぎ目がずれて亀裂が生じた可能性が高い。構造的な危険性はないが、全住戸を対象に被害状況のヒアリングを行っている。(千葉恵理子、菅野みゆき、有吉由香)















[世界と日本・今日この頃]

広島土砂災害、死者60人に 行方不明は26人
広島市の大規模土砂災害で、広島県警は26日、死者が2人増えて60人になったと発表した。行方不明者は26人。広島市災害対策本部によると、25日午後6時現在で726世帯1623人が避難している。




「プーチン大統領の訪日、変更なし」 ラブロフ外相
 ロシアのラブロフ外相は25日の記者会見で、今年秋にも予定されているプーチン大統領の訪日について問われ、「ウクライナ危機とは関連づけていない」と述べ、現時点で訪日の計画に変更がないとした。ラブロフ氏はまた、「大統領が招待を受け、日本側が時期を確認した」とも話した。

 ただ、ウクライナ情勢をめぐっては、日本政府が対ロ制裁に踏み切り、ロシア政府も報復制裁を実施した。ロシアが今月、北方領土を含めた地域で軍事演習を行い、日本政府が厳重抗議したこともあり、今秋の訪問は絶望的とみられている。

 今回のラブロフ外相の発言は、プーチン大統領の訪日ができなかった場合、日本側に責任があると示唆する狙いがあるとみられる。




日本海の地震津波想定、最高23.4m 国、初の検討会
 国の有識者検討会が26日、日本海の大規模地震で発生する津波想定を発表した。16道府県173市町村で観測され、最大は北海道せたな町の23・4メートルにのぼる。地震発生から津波到達までの時間は最短1分の地域もあった。日本海での津波想定は初めて。

 国土交通省、内閣府、文部科学省による「日本海における大規模地震に関する調査検討会」(座長=阿部勝征東大名誉教授)が公表した。

 検討会は日本海の主要60断層を選定し、マグニチュード7・9~6・8の地震を想定。断層の位置や角度、長さから253パターンの津波を算出し、沿岸の50メートル四方ごとに最大の津波高を予測した。北海道知床半島から長崎県平戸市までの範囲で、20メートル超は他に北海道神恵内(かもえない)村の20・3メートル。10メートル超は北海道、青森、秋田、山形、新潟、石川の6道県30市町村だった。

 検討会は一般的な居住地として、海岸線から内陸に約200メートル以内で標高8メートル以下の「平地」に絞った予測も公表。北海道奥尻町の12・4メートルを最高に北海道から福井までが5~12メートル、京都から九州北部が3~4メートルの津波を見込んだ。

 津波到達時間は、30センチ超が1分以内で到達するのが北海道奥尻町や山形県酒田市など6道県15市町村。10分以内は14道府県の82市町村で、新潟市は7分、福岡市は8分だった。最大津波の到達時間は「地震によって異なる」としている。

 原子力発電所の津波高は、最大は泊原発(北海道)の5・8メートルで、志賀原発(石川県)3・8メートル、柏崎刈羽原発(新潟県)3・4メートルだった。11施設いずれも電力会社が公表した想定を下回った。

 検討会は「日本海側は太平洋側よりも断層が浅く、動く角度が急なため、地震規模に比べて津波が高くなる。M7クラスでも大津波の危険性がある。断層が陸地に近く、到達までの時間も短い」と指摘する。

 各地の津波浸水想定については、津波防災地域づくり法に基づき、今後、日本海側の道府県が策定する。太平洋側では17府県が終えている。
by nsmrsts024 | 2014-08-26 05:00 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024