11月5日(水 )・・・東日本大震災から3年7ヶ月と25日
2014年 11月 05日
3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から3年と7ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)
2011年3月26日(土)・・・故郷に帰る日は―歌声重ね、思い重ね 仙台フィル演奏会
東日本大震災で犠牲になった人たちの鎮魂と、これからの復興を祈り、仙台フィルハーモニー管弦楽団が26日、仙台市の見瑞寺で演奏会を開いた。演奏側も約80人の聴衆も被災者。唱歌「ふるさと」を合唱し、まぶたを押さえた。
仙台フィルには、家が破損した事務局員もいる。ただ、復興は物資だけでなく心の励ましが必要だとして企画した。市内の会場は被災で使えず、お寺の施設を借りた。
演奏は6曲。ケネディ米大統領の葬送に使われた「弦楽のためのアダージョ」に鎮魂を、「アヴェ・マリア」に再起への希望を込めた。
最後は「ふるさと」を皆で合唱。「志をはたして いつの日にか 帰らん 山は青き 故郷(ふるさと) 水は清き 故郷」。歌い上げると、涙が流れた。
何人もの友人が津波で家を流されたという佐藤律子さん(40)。音楽に触れ、「張りつめた気持ちが安らいで、涙が止まらない。本当に心に響いてきた」と話した。
仙台フィルは「音楽の力による復興センター」を設立。ボランティア演奏家や会場などを募り、今後も各地の被災者に演奏を届けたいという。
2011年3月26日(土)・・・屋内退避住民の避難支援へ救急車派遣 東京消防庁
東京電力福島第一原子力発電所から半径20~30キロの「屋内退避」圏内の住民の搬送にあたるため、東京消防庁は26日、救急車など12台、隊員38人を福島県に派遣した。
消防庁長官から東京都知事への要請に基づくもので、同日夕、同県本宮市に到着した。地元自治体や関係機関と協議のうえ、住民の搬送を支援する。政府は25日、屋内退避圏内の住民に自主的な避難を求めている。
[世界と日本・今日この頃]
消費税10%、本当に来年上げる? 有識者会合始まる
今年4月に8%に上がった消費税率を、来年10月に法律通りに10%まで引き上げるのか。安倍晋三首相の最終判断を12月に控え、有識者から意見を聞く「点検会合」が4日、始まった。日本銀行の追加金融緩和で株価は上昇し、円安は進んだが、再増税の賛否は会合の初日から割れた。
株高加速、日銀相場 東証一時1万7000円台
■初日8人、賛否割れる
首相官邸での会合で初日に意見を述べたのは消費者団体の代表や経済学者ら8人。来秋の再増税に「賛成」が5人、再増税の延期を含む「反対」が3人だった。会合は今月18日まで計5回開き、当初の予定より3人多い45人が再増税への賛否や、必要と考える経済対策などを語る。
株価が大きく上昇するさなかに開かれた初日の会合で、首相のブレーンの浜田宏一・内閣官房参与(米エール大名誉教授)が来秋の再増税に反対すると明言した。「いまの経済事情をみるととてもゴー(サイン)は出てこない」。浜田氏は会合終了後、記者団にそう理由を説明した。浜田氏が懸念しているのは、個人消費など実体経済の低迷だ。
9月の家計消費支出は6カ月連続の前年比マイナスで、下げ幅は前月より広がった。4日発表の10月の新車販売台数も4カ月続けて前年割れとなった。浜田氏は「無理に増税して(経済政策の)アベノミクスへの信頼がなくなる方がずっと怖い」とも説明した。
さらに河野康子・全国消費者団体連絡会事務局長は「8%への増税が家計にボディーブローのように効いている」、ニュースサイト「シノドス」の荻上チキ編集長は「増税に賃金が追いついていない」などと、再増税の先送りを主張した。
これに対し、経営者や労働者団体の代表、被災地自治体の首長らは「予定通りの再増税」を求めた。
「国債残高が大きくなり後の世代にツケが回る」(伊藤隆敏・政策研究大学院大学教授)、「超少子高齢化や人口減が急速に進む中では(再増税は)待ったなしだ」(古賀伸明・連合会長)など、社会保障や財政再建を考えれば再増税はやむを得ないとの主張だ。
増税ショックに備えた経済対策として、低所得者への現金給付や、職業訓練などの雇用対策を求める声も目立った。三村明夫・日本商工会議所会頭は経済対策の規模を「消費税2%なので(増税額に見合う)5兆円」と注文した。
■首相は慎重答弁
消費税を来年10月に10%とすることは、12年8月に成立した消費増税法に明記されているが、経済の好転を条件にもしている。
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)
2011年3月26日(土)・・・故郷に帰る日は―歌声重ね、思い重ね 仙台フィル演奏会
東日本大震災で犠牲になった人たちの鎮魂と、これからの復興を祈り、仙台フィルハーモニー管弦楽団が26日、仙台市の見瑞寺で演奏会を開いた。演奏側も約80人の聴衆も被災者。唱歌「ふるさと」を合唱し、まぶたを押さえた。
仙台フィルには、家が破損した事務局員もいる。ただ、復興は物資だけでなく心の励ましが必要だとして企画した。市内の会場は被災で使えず、お寺の施設を借りた。
演奏は6曲。ケネディ米大統領の葬送に使われた「弦楽のためのアダージョ」に鎮魂を、「アヴェ・マリア」に再起への希望を込めた。
最後は「ふるさと」を皆で合唱。「志をはたして いつの日にか 帰らん 山は青き 故郷(ふるさと) 水は清き 故郷」。歌い上げると、涙が流れた。
何人もの友人が津波で家を流されたという佐藤律子さん(40)。音楽に触れ、「張りつめた気持ちが安らいで、涙が止まらない。本当に心に響いてきた」と話した。
仙台フィルは「音楽の力による復興センター」を設立。ボランティア演奏家や会場などを募り、今後も各地の被災者に演奏を届けたいという。
2011年3月26日(土)・・・屋内退避住民の避難支援へ救急車派遣 東京消防庁
東京電力福島第一原子力発電所から半径20~30キロの「屋内退避」圏内の住民の搬送にあたるため、東京消防庁は26日、救急車など12台、隊員38人を福島県に派遣した。
消防庁長官から東京都知事への要請に基づくもので、同日夕、同県本宮市に到着した。地元自治体や関係機関と協議のうえ、住民の搬送を支援する。政府は25日、屋内退避圏内の住民に自主的な避難を求めている。
[世界と日本・今日この頃]
消費税10%、本当に来年上げる? 有識者会合始まる
今年4月に8%に上がった消費税率を、来年10月に法律通りに10%まで引き上げるのか。安倍晋三首相の最終判断を12月に控え、有識者から意見を聞く「点検会合」が4日、始まった。日本銀行の追加金融緩和で株価は上昇し、円安は進んだが、再増税の賛否は会合の初日から割れた。
株高加速、日銀相場 東証一時1万7000円台
■初日8人、賛否割れる
首相官邸での会合で初日に意見を述べたのは消費者団体の代表や経済学者ら8人。来秋の再増税に「賛成」が5人、再増税の延期を含む「反対」が3人だった。会合は今月18日まで計5回開き、当初の予定より3人多い45人が再増税への賛否や、必要と考える経済対策などを語る。
株価が大きく上昇するさなかに開かれた初日の会合で、首相のブレーンの浜田宏一・内閣官房参与(米エール大名誉教授)が来秋の再増税に反対すると明言した。「いまの経済事情をみるととてもゴー(サイン)は出てこない」。浜田氏は会合終了後、記者団にそう理由を説明した。浜田氏が懸念しているのは、個人消費など実体経済の低迷だ。
9月の家計消費支出は6カ月連続の前年比マイナスで、下げ幅は前月より広がった。4日発表の10月の新車販売台数も4カ月続けて前年割れとなった。浜田氏は「無理に増税して(経済政策の)アベノミクスへの信頼がなくなる方がずっと怖い」とも説明した。
さらに河野康子・全国消費者団体連絡会事務局長は「8%への増税が家計にボディーブローのように効いている」、ニュースサイト「シノドス」の荻上チキ編集長は「増税に賃金が追いついていない」などと、再増税の先送りを主張した。
これに対し、経営者や労働者団体の代表、被災地自治体の首長らは「予定通りの再増税」を求めた。
「国債残高が大きくなり後の世代にツケが回る」(伊藤隆敏・政策研究大学院大学教授)、「超少子高齢化や人口減が急速に進む中では(再増税は)待ったなしだ」(古賀伸明・連合会長)など、社会保障や財政再建を考えれば再増税はやむを得ないとの主張だ。
増税ショックに備えた経済対策として、低所得者への現金給付や、職業訓練などの雇用対策を求める声も目立った。三村明夫・日本商工会議所会頭は経済対策の規模を「消費税2%なので(増税額に見合う)5兆円」と注文した。
■首相は慎重答弁
消費税を来年10月に10%とすることは、12年8月に成立した消費増税法に明記されているが、経済の好転を条件にもしている。
by nsmrsts024
| 2014-11-05 05:31
| 朝日新聞・綜合、政治