人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2016年4月25(月)・東日本大震災から5年1ヶ月と14日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から5年と1ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)
2016年4月25(月)・東日本大震災から5年1ヶ月と14日_a0044103_8191869.jpg














3.11東日本大震災     津波 178


2011年3月8日(金)・リニア新幹線、耐震性を議論へ 交通政策審議会
JR東海が計画するリニア中央新幹線の実現可能性を話し合う国土交通省の審議会は8日、東日本大震災級の地震が発生しても、リニアの安全性が確保できるかを議論する方針を決めた。審議会の最終答申は遅れるが、リニアは東海道新幹線に代わる日本の「大動脈」となるだけに慎重に議論を進める構えだ。

 2027年開業予定のリニアは、新幹線と同じく、阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)級の揺れにも耐えられる基準にする計画。しかし、東日本大震災のマグニチュードは9.0と阪神を大きく上回り、東北新幹線は一時全線がストップした。けが人こそ出なかったが、全線復旧は4月下旬までできない見通しだ。

 東京と名古屋、大阪を結ぶリニアはルートの大半が大深度の地下だが、一部には地上も含まれる。今回の地震では東北新幹線の高架橋がひび割れるなどの被害が出ており、専門家は「懸念があるのは高架橋」と指摘する。

 このため、交通政策審議会の中央新幹線小委員会は改めてリニアの耐震性を検証する。来週中にも開く会合で新幹線の被災状況の分析結果の報告を受けるほか、JR東海にも出席を求めて見解を聞くことも検討する。家田仁委員長(東大大学院教授)は「リニアは大地震でも甚大な被害を及ぼすことがないようにするのが当然」と述べ、耐震性を再検証する必要性を強調した。(信原一貴)



[2016年、世界と日本・今日この頃]

[2016年4月25日]
九州新幹線、脱線車両の撤去作業終わる JR九州

熊本地震のため14日に脱線した九州新幹線の車両6両を現場から車両基地まで移動し、撤去する作業が24日、すべて終わった。JR九州が発表した。ゴールデンウィーク(GW)前の28日にも博多(福岡市)―鹿児島中央間の全線再開をめざしており、まだ運休が続く熊本―新水俣(熊本県)間で駅の施設の修繕など復旧作業を急ぐ。

 14日夜の地震で、熊本駅から熊本総合車両所を目指して時速80キロで走行していた6両編成の回送列車が熊本駅の南側で脱線。九州新幹線の開業以来、初めての脱線事故で、全線で運転停止となった。これまでに博多―熊本間と新水俣―鹿児島中央間が運転再開している。



認知症の避難者、どう支援 話しかけ・聞き取りゆっくり

熊本県などでの一連の地震では、認知症の人も避難生活を余儀なくされている。急な環境の変化や避難所の騒々しさで、混乱した状態になりがちなため、配慮が必要だ。

 東日本大震災(2011年)を経験した宮城県認知症グループホーム協議会の蓬田隆子会長は「避難所でうろうろして困っている」といった相談が寄せられた場合、音などの刺激を減らすため、「ゴタゴタしない隅の方に認知症の人の居場所を作って」と助言する。また、手を握ったり肩を抱いたり、触れあいを大切にすれば、認知症の人の不安を和らげることができるという。

 仙台市の認知症介護研究・研修仙台センターは、東日本大震災後、介護事業者らを対象に調査を実施。その結果を踏まえて、「避難所での認知症の人と家族支援ガイド」を作った。

 接し方のポイントとして、認知症の人には同じ目線で前からゆっくりとした口調で話しかける▽話はゆっくり聞いて急がせない▽周囲に気をつかう介護者に声をかけ、協力する――などを挙げている。

 また、できるだけ混乱を避けるために、個室や要介護者専用のスペースをつくることが望ましいという。同センターの阿部哲也・副センター長は「難しい場合は、段ボールやパーテーションなどで仕切りをつくるだけでも落ち着きにつながる」と話す。

 トイレも「排泄(はいせつ)の失敗は精神的な不安に直接つながりやすい」として、余裕を持って介助できるような要介護者専用、または優先のトイレ設置をすすめる。

 さらに、できるだけ早く、一時避難場所から福祉避難所などに移れるようにすることも大事だという。阿部副センター長は「環境が整っていない場所での避難生活は、本人や介護する人の健康状態の悪化を招く。一緒にうつれるような支援を進めてほしい」。

 認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子研究部長によると、さわり心地がいいタオルや毛布を渡したり、外の空気を吸いに連れ出したり、手足や背中をさすったりするのもいい。また、「片づけなどの役割をお願いし、その人が活躍できる場面をつくると落ち着く人もいる」。

 永田部長は「家族はどうか遠慮しすぎないで。周囲に早めに、ちょっと助けてと伝えることが肝心。周りの人は、『大丈夫、気にしないで』と認知症の人と家族にやさしいまなざしを向けてほしい。雰囲気が柔らかくなり、支え合いの空気が生まれるきっかけにもなる」と話している。(畑山敦子、友野賀世)

■避難所にいる認知症の人を支えるには

・専用のスペースを設置

・専用か優先のトイレを設置

・周囲の理解

・顔見知りの人と一緒にいると安心する

・見守る家族や介護職員が休める時間の確保

・できるだけ早く福祉避難所に移動

※認知症介護研究・研修仙台センター、東京センターのガイドから



「ゆっくり横に」 登山家・野口健さんがテント村 熊本

多くの被災者が避難生活を送る熊本県益城(ましき)町の町総合運動公園に24日、125張りの「テント村」が完成した。登山家の野口健さん(42)が「避難している人たちにゆっくりと横になってもらいたい」と呼びかけて実現した。

 運動公園には前震があった14日夜以降、被災者らが続々と詰めかけ、敷地内にある体育館などで寝泊まりしているほか、車中泊をする人たちで駐車場は満車の状態になっている。避難生活が長引き、肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)の不安が膨らんでいる。

 テントは野口さんが寄贈したり、ツイッターなどでの呼びかけに応じて届けられたりしたもので、野口さんが環境観光大使を務める岡山県総社市が運搬。ボランティア約120人が設営した。

 14日の前震から避難生活をしている益城町辻の城の女性(40代)は、もとのアパートに住めなくなり、小中学生の子どもと家族4人でテントの利用を決めた。「これでようやく、ひと息つける。足を伸ばして寝られる。助かります」

 25日はネパール大地震の発生からちょうど1年。ヒマラヤの美化活動に取り組むなど縁が深い野口さんは大震災基金を立ち上げて支援した。熊本などを襲った今回の地震では、シェルパ(ネパール人ガイド)たちから「恩返し」にと寄付が届いたという。

 テントは、運動公園で車中泊をしている3人以上の家族が主に利用できる。野口さんは「『山屋』にできることはテントを届けること。プライベートな空間でゆっくり過ごしてもらいたい」と話した。
by nsmrsts024 | 2016-04-25 05:46 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024