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2016年12月30 日(金):根津甚八さん最後のブログで「一回り大きくなってお目にかかりたい」

2010年9月に俳優引退を発表した根津甚八=本名・根津透さん=さんが29日、亡くなったことがわかった。69歳だった。所属事務所が発表した。事務所への取材では、この日昼過ぎに亡くなったと連絡が入ったという。根津さんは目の病気や持病の腰痛、うつで闘病し、10年9月に引退を発表した。

 最後のブログ更新は08年2月8日。根津さんの看病を続けてきた15歳年下の妻・仁香さんが07年に転倒して、左膝を陥没骨折。今後について考えるきっかけになったことを伝えていた。【以下、08年2月8日のブログ全文】

 「永らくご無沙汰しておりました2008年02月08日」


亡くなった根津甚八さん© デイリースポーツ/神戸新聞社 亡くなった根津甚八さん
 皆さん、いかがお過ごしですか? 根津甚八です。

 永らくご無沙汰しておりました。ブログを休んでいたことで、皆様にはご心配をかけてしまいました。申し訳ありません。

 その間、たくさんのメッセージをありがとうございました。コメントのひとつひとつに、心から感謝しています。

 妻の怪我を機に、あれこれ自分を振り返り、考えていました。

 去年の12月に還暦を迎えました。60歳になった今、思うところあって、これからの生き方を模索しています。

 今しばらく、じっくり考える時間、充電する時間をいただきたいと考えています。

 というわけで、このブログも一旦お休みさせてください。

 今より一回り大きくなって、皆様にお目にかかりたいと思います。

 それまで、どうぞお元気で。感謝をこめて。


根津甚八さん 04年に交通死亡事故で心に深い傷…うつ病も悪化
2010年に俳優を引退した根津甚八=本名・根津透=さんが29日、亡くなった。69歳。1978年、大河ドラマ「黄金の日日」で脚光を浴び、82年の映画「さらば愛しき大地」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。ほかに「吉原炎上」などでも存在感が光った。黒澤明監督の映画「影武者」や「乱」などにも出演。演技同様に寡黙な人柄だった。

 根津さんは1993年に撮影で落馬し腰椎(ようつい)を損傷。2001年ごろ右目下直筋肥大という目の病気を発症。物が二重に見える「複視」に苦しみ、その後、右目の下まぶたが垂れ下がる症状が出て、何度も整形手術を繰り返した。


亡くなった根津甚八さん© デイリースポーツ/神戸新聞社 亡くなった根津甚八さん
 04年7月に自身が運転する車で交通死亡事故を起こし、被害者が亡くなってからは、公の場に出ることがなくなっていた。01年からはうつ病も患い、事故をきっかけに心に深い傷を負い、症状は悪化した。持病の椎間板ヘルニアも悪化したことなどで、10年9月に俳優を引退した。

 根津さんは交通死亡事故をきっかけに、心身ともに不調が続いた。04年7月6日、東京都目黒区内の交差点で、自身が運転する乗用車で、自転車で交差点を横切ろうとした男性(当時67歳)をはね、男性は頭を強く打ち、同日死亡した。

 都内で営まれた通夜には根津さんも参列したが、顔は青白く、妻らに両脇を抱えられ、片足を引きずるようにフラフラしながら斎場に入った。とても取材に対応できる状態ではなく、マスコミ各社には直筆署名入りのファクスで「○○(被害者)さん、もう私の声など届きようもなく、どんな言葉を並べようが、許されないことは重々承知しておりますが、言わせて下さい。本当に申し訳ありませんでした」などと記してあった。



防衛相靖国参拝:「和解の力」に冷や水 与野党から批判
稲田朋美防衛相が29日に靖国神社を参拝したのは、安倍政権の支持基盤である保守層への配慮からだ。ただ、稲田氏が米ハワイ・真珠湾に同行し、安倍晋三首相が日米の「和解の力」を強調した直後だけに、A級戦犯を祭る靖国への参拝に理解を得るのは容易ではない。中韓両国との関係改善にも冷や水を浴びせかねず、与野党から批判の声が上がった。

 稲田氏は参拝後、特攻隊員だったおじが靖国に合祀(ごうし)されたことに触れ、記者団に「家族や国を守るために出撃した人々の命の積み重ねの上に今の日本があることを忘れてはならない」と語った。


靖国神社に参拝に訪れた稲田朋美防衛相=東京都千代田区の靖国神社で2016年12月29日午前7時51分、宮間俊樹撮影© 毎日新聞 靖国神社に参拝に訪れた稲田朋美防衛相=東京都千代田区の靖国神社で2016年12月…
 稲田氏は2006年、A級戦犯を裁いた東京裁判の不当性を主張する「伝統と創造の会」を自民党の有志議員と結成。サンフランシスコ講和条約(1952年)が発効して日本が主権を回復した4月28日と、終戦記念日の8月15日に靖国を参拝してきた。

 それでも、防衛相就任直後の今年の8月15日は参拝を見送った。首相に同行して真珠湾で米国の戦没者を慰霊した以上、靖国参拝は国内の保守層への配慮を示すために必要だとの認識とみられる。ただ、日本の戦争責任を認めることに否定的な靖国への参拝で、外交上の波紋は避けられない。日米外交筋は29日、稲田氏の参拝で「中韓との良好な関係を求めてきたオバマ米政権のメンツを潰したのは間違いない」と語った。

 政府は日中国交正常化45周年の来年に首相の訪中を模索。日韓では北朝鮮の脅威に備え、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結するなど安全保障分野の連携が進んでいただけに「歴史認識問題が再燃し、中韓との交流が止まりかねない」(政府関係者)との懸念が出ている。

 自民党幹部は29日、取材に対し「首相が稲田氏を起用したので仕方ないが、防衛相には不適格だ」と批判。公明党幹部も「米国だけでなく中韓との和解はどうあるべきか、政治家としての姿勢が問われる」と語った。民進党の野田佳彦幹事長は「真珠湾に同行した直後の参拝はどういう意味なのか、内外に説明する責任がある」と述べた。【高橋克哉、小田中大】



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      3.11東日本大震災  福島第一原発爆発 楢葉町 272
by nsmrsts024 | 2016-12-30 05:26 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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