人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2017年7月18日(火 ):延命措置望まず=経管栄養補給も断る-安らかに眠るように・日野原さん

高齢者がいつまでも活躍できる社会作りを提唱してきた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが18日午前、呼吸不全のため105歳で亡くなった。日野原さんの次男直明さん(69)が同日、東京都内で取材に応じ、日野原さんが延命措置を望んでいなかったことなどを明らかにした。

 直明さんによると、日野原さんは東京都内の自宅で療養し、2日前までは意識があり、呼び掛けに応じていたが、17日から反応が鈍くなった。

 療養中は周囲の人に「ありがとう」と感謝の言葉を発していた。声を掛けると手を握り返してくることもあったという。最期の様子について、直明さんは「苦しまず、安らかに眠るように亡くなった」と説明した。  直明さんは「延命はしないという本人の強い意思だった」とも語った。

 記者会見した聖路加国際病院の福井次矢院長によると、口から栄養摂取が困難となったが、日野原さんはチューブで胃に栄養を入れる胃ろうについては明確に「やらない」と断った。さらに、本人の希望で3月から自宅で療養していたという。 (了)




生涯現役の日野原さん 患者に笑顔「あなた、大丈夫!」
日野原さんは18日朝、東京・世田谷の自宅で、同居する次男の直明さん(69)、真紀さん(70)夫妻が見守るなか、息を引き取った。「延命治療を望まなかったので、胃ろうや呼吸器などは一切つけなかった。痛みも苦しみも全く訴えず、最期は静かに眠るように亡くなった」という。

特集:日野原重明さん

 直明さんによると、日野原さんは3月23日の退院後、在宅で療養していた。その後は目玉焼きやトースト、嚥下食(えんげしょく)などを食べるなど元気を取り戻し、106歳の誕生日パーティーを自宅の庭で催すことを楽しみにしていたという。2日前までは家族が話しかけると返事ができていたが、「本人は医師だから、自分がまもなく他界するとはっきりわかっていたと思う。だから子どもたちや孫たちそれぞれと会話し、メッセージを託していた」と語る。

 日野原さんは、名誉院長を務める聖路加国際病院で、100歳を超えた後も時間を見つけては入院病棟を回った。患者に気さくに声をかけ、末期がんの患者の人生の物語に丁寧に耳を傾ける。「あなた、大丈夫!」。笑顔とユーモアで死への不安をやわらげられた患者が、一時的にめざましい回復を見せることも少なくなかった。

 多忙な日々を送りつつ、考え抜かれた食事法やストレッチを通じて筋力や姿勢の保持に努めた。2013年2月、背骨を構成する個々の骨、椎骨(ついこつ)が折れた。自ら先進技術であるセメント療法の被験者となり、2日後には歩き、数日後には講演へ。各地で高齢者に「骨折してもこの治療法がある」と薦めてみせた。

 長寿と健康をテーマに、75歳以上の高齢者に呼びかけた「新老人の会」の活動は全国に広がった。会員らを前にした講演が年150回に及んだことも。聴衆との直接対話が「私という存在が多くの人に必要とされている証し。生きがいそのもの」と話していた。



日本の新幹線と中国高速鉄道、アテンダントのお姉さんを比べてみた=中国メディア
日本の新幹線や中国の高速鉄道は、在来の鉄道よりも料金が高い。速達性に加えて、快適なサービスを受けることができるからだ。その快適さに大きく貢献しているのが、女性のアテンダントたちだ。中国メディア・今日頭条は14日、新幹線と中国高速鉄道の女性アテンダントを写真で比較する記事を掲載した。

 記事は「激しい旅客輸送競争において、アテンダントたちが乗客に細やかなサービスを提供してくれる。そして、彼女たちの美しく優しい態度は、人びとに深い印象を覚えさせるのだ」とした。そして、「動姐」と呼ばれる中国高速鉄道の女性アテンダントの採用条件を紹介。年齢、身長、体重、容姿に加え、英語の能力についての規定もあることを伝えている。

 そのうえで、北京、上海、成都、南昌、武漢、西安、南寧、蘭州、鄭州、瀋陽、ハルピン、済南、ウルムチ、フフホトなどの鉄道局に所属するアテンダントたちの写真をそれぞれ掲載。鉄道局によってコスチュームが異なり、いずれも華やかさと美しさが感じられる。

 記事は続いて、日本の新幹線で見られるアテンダントたちが実際にサービスを提供している写真を紹介。「中国とはまた異なる驚きと喜びがある。車内サービスは日本のサービス業界のお手本であり、日本人のプロ精神が完全に表れているのである」と評した。

 記事を見た中国のネットユーザーからは「中国にはこんなに多くの美しいアテンダントがいるはずなのに、何度も高速鉄道に乗ってる自分が1度も彼女たちにお目にかかれていないのはどういうことなのか」、「中国は外的なイメージを重要視している。日本はサービスの質を大切にしている」、「日本の方がいい。サービスもいいし」といったコメントが寄せられている。

 中国高速鉄道で販売される弁当のコストパフォーマンスや美味しさに対する疑問が投げかけられるようになってから久しい。アテンダントを含むスタッフのサービスも含めて、ソフト面でのレベルアップが中国高速鉄道が取り組むべき大きな課題と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)




「ゲリラ豪雨」が増えているのはなぜなのか かつては単なる夕立だったはず

夏真っ盛り。うだるような暑さで、昼間に外を出ると汗が吹き出します。そして、カンカン照りかと思ったらいきなり空が暗くなり、大雨が降り出すのも夏ならでは。いわゆる「青天の霹靂(へきれき)」ともいうべきこの現象は、かつては「夕立」と呼ばれていましたが、近年では「ゲリラ豪雨」という禍々(まがまが)しい名前で呼ばれるようになってきています(ちなみに、ゲリラ豪雨という言葉は気象庁の正式な名称ではありません。正式名称は「局地的大雨」です)。

 なぜ、ゲリラ豪雨と呼ばれるようになったのか。それは、急に降ってくる大雨による災害が目につくようになってきているからではないでしょうか。

10分で水位が背丈ほどに

 ゲリラ豪雨の恐ろしさを実感するきっかけとなったのは、2008年の7月に発生した兵庫県神戸市の都賀川の水害でした。都賀川は、川べりに遊歩道のある、ありふれた市街地の小川です。

 ところが、上流に大雨が降ったため、水位が10分間で1.3mも急上昇し、川で遊んでいた子どもたちなど5人が流されて亡くなってしまったのです。たった10分であっという間に子どもの身長近くまで水位が上がってしまうのですから、急な大雨がいかに恐ろしいかがよくわかります。

 ほかにも、大雨が急に降ると下水道の気圧が高まってマンホールのふたがあき、冠水した道路を歩いていた歩行者が落下したり、地下街に水が流れ込んだり、アンダーパスと呼ばれる、道路が潜り込む形で交差する場所にたまった水に車がはまり込んで出られなくなったりと、急な大雨による災害は後を絶ちません。

 それにしても、こんな事例を目の当たりにすると、どうも雨の降り方が昔より激しいんじゃないか……と思う人も多いのではないかと思います。実際のところは、どうなのでしょうか。

 気象庁による過去の統計を見ると、確かに1時間降水量50mm以上と1時間降水量80mm以上の年間発生回数は、上昇傾向にありました。

 ちなみに、50mm以上の雨というのは、雨が滝のように降っており、外で傘を差してもまったく役に立たず、あたり一面が水しぶきで白っぽくなって、車の運転も危険な状態です。こんな雨が年々増えてきているということなんですね。

大雨が増えている理由は?

 なぜ、大雨が増えているのでしょうか。

 その理由は、気候変動やヒートアイランド現象など、複数の原因が重なって、日本の気温が上昇傾向にあることと関係があります。

 そもそも、雨というのは、空気中に含まれる水が落下したものです。空気中の水蒸気が上空で冷やされて水や氷の粒になったものが雲で、雲の粒が大きくなって落下すると雨になります(雲の粒が氷の場合は、落下する途中で溶けると雨に、溶けない場合は雪になります)。

 ここで、気温が高くなると、空気中に含むことのできる水蒸気の量が増えます。だから、以前よりも気温が高くなれば、ひとつの雲からより大量の雨を降らすことが可能になるのです。これが、年々大雨がひどくなっている理由だと考えられています。

 ところで、「ゲリラ豪雨」はなぜ、「ゲリラ」なのでしょうか。「せめて『明日の午後3時ごろに○○市で50mmの非常に激しい雨が降ります』と予報してくれれば、その時刻に出掛ける予定を変更して、雨を避けることができるのに」と思う人も多いはずです。

 実は、気象現象の規模と予報のしにくさには相関関係があります。規模の大きい現象はゆっくりやってきて、その場所に長期間滞在します。一方、規模の小さい現象は急に発生して、あっという間に去っていく傾向にあるのです。

 ゲリラ豪雨をもたらすものは積乱雲と呼ばれる雲です。積乱雲とは、夏にモクモクと高く発達する入道雲や雷雲のことで、ひとつの積乱雲の大きさは数kmから十数kmです。つまり、ある場所では大雨が降っているけれど、隣駅では大雨は降っていないことも決して珍しくありません。

 しかし、現在の天気予報の技術では、竜巻やゲリラ豪雨などの小さな気象現象を予測するのが難しいのです。だから、ゲリラ豪雨は「ゲリラ的」に発生してしまうように感じるわけです。

ゲリラ豪雨を避けるためには

 ただ、予測しにくいとはいえ、予報ができないとさまざまな災害を招くことは確かです。そこで、気象庁をはじめ、さまざまな研究機関では、なんとかしてゲリラ豪雨を事前に予測し、緊急地震速報のようになるべく早く住民に通知できるよう、「ゲリラ豪雨」を死語にするべく研究を進めています。

 そして、私たちにもゲリラ豪雨を避けるために活用できるツールはあります。それは、気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」です。これは、気象レーダーのデータを基にした雨の実況と短時間の降水予報です。

 高解像度降水ナウキャストを見れば、現在雨がどこでどれくらいの強さで降っているのかがわかります。正方形のピクセルの一辺は250mときめ細かく、30分後までの実況と予報が5分ごとに更新される形でわかります(ただし、海岸から離れた海上と、予測時間が35分から60分までは、1kmの解像度です)。

 また、下にあるいくつかのアイコンのうち、左から2番目のアイコンをクリックすると、強い雨が降っているところが黄色い枠で囲まれて表示され、30分後にはその雨の範囲がどのように変化するのかもわかります。

 積乱雲は、大雨だけでなく、雷や竜巻を発生させることもありますが、これらが発生しやすいかどうかも、真ん中のアイコンをクリックするとわかります。パソコンやスマートフォンのインターネットアプリでブックマークしておけば、すぐに見られるので便利です。

 また、スマートフォンのお天気アプリの中にも、この高解像度降水ナウキャストを基にした実況兼予報があります。「高解像度降水ナウキャスト」という言葉で検索すれば、対応しているアプリが出てくるので、インストールしてみましょう。スマートフォンの場合はアプリのほうが使いやすいと思います。

 暗い色の雲が近づいてきたら、小まめにチェックしておくと、自分のいるところで大雨が降ってきそうかどうかはある程度わかるので、ぜひ活用してみてください。






[2011.3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から6年と4ヶ月]
[1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害、直後に海水で
炉を冷却しておけば爆発は防げた]

2017年7月18日(火 ):延命措置望まず=経管栄養補給も断る-安らかに眠るように・日野原さん _a0044103_66488.jpg

     3.11東日本大震災    津波 475
by nsmrsts024 | 2017-07-18 19:47 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024