2018年7月9日(月):
2018年 07月 09日
活発な梅雨前線による西日本豪雨は8日、各地で被害が拡大し、死者は計88人に上った。安否不明者は50人以上。中国・四国地方を中心とした被災地では自衛隊などが救助活動や捜索を継続した。気象庁は、各地の大雨特別警報を全て解除したが、引き続き土砂災害や河川氾濫への警戒を呼び掛けた。総務省消防庁によると8日午後現在、20府県の避難所に計3万250人が身を寄せている。
政府は非常災害対策本部を設置。安倍晋三首相は「救命救助や避難の誘導に全力で当たってもらいたい」と指示した。
岡山県倉敷市真備町地区では、川の堤防が決壊し、地区の約3割が浸水した。
「16日目の奇跡」に歓声=洞窟の少年救出、予定より早く-タイ
【チェンライ(タイ北部)時事】「16日間待ち続け、ついに少年の顔を見ることができた」。タイ北部チェンライ郊外の洞窟に6月23日から閉じ込められていた少年たち。救助当局者が8日夜、一部が洞窟外に救出されたと発表すると、記者団から歓声が湧いた。
タクシー運転手のピニットさん(52)は「奇跡だ。本当にうれしい」と笑顔。「彼らはとても忍耐強い」とたたえ、「全員が無事に出てきてほしい」と願った。
救助隊は当初、最初の1人が出てくるのは午後9時(日本時間同11時)ごろと見込んでいた。ところが、発表によると、実際には1人目が同5時40分、2人目がその10~20分後、3人目は同7時40分、4人目は同7時50分。予定より大幅に早く、救出作戦が順調だったことをうかがわせた。
[2011.3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から7年と3ヶ月]