2018年8月14日(火 ):
2018年 08月 14日
台風15号は14日午後、九州南部にかなり接近する予想。暴風に警戒し、高波に注意。本州付近は14日も大気の状態が非常に不安定で、傘が役に立たないような非常に激しい雨の降る所も。
●台風15号
台風15号は14日午後には九州南部にかなり接近し、その後、東シナ海へ進む予想です。台風15号本体の雲域は比較的小さいため、台風が近づくと急速に風や雨が強まる特徴があります。
九州南部は14日は台風の接近に伴って急に風が強くなり、夕方から夜の初め頃にかけて非常に強く吹くでしょう。海上はうねりを伴ってしける見込みです。暴風に警戒し、高波にご注意下さい。年間でも潮位が高い時期となっていますので、高潮にも注意が必要です。
九州南部や奄美では大気の状態が非常に不安定になり、14日夜には滝のような非常い激しい雨の降る所もあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒して下さい。交通機関への影響にも注意が必要です。
また、西日本の太平洋側でもうねりを伴った高波に注意が必要です。晴れて比較的穏やかな天気でも、海岸付近では急に高い波が押し寄せる可能性があります。
●大気の不安定な状態続く
13日は広く大気の状態が非常に不安定で、山梨県都留市付近で約100ミリ、福井県大野市付近で約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。東京都内も活発な雨雲がかかり、激しい雷雨に見舞われました。
14日も関東甲信や東海、北陸を中心に大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。13日よりは多少範囲は狭いですが、雨雲や雷雲が発達し、局地的には滝のような非常に激しい雨が降りそうです。非常に激しい雨とは傘が役に立たないような雨で、道路が一気に冠水してしまうこともあります。アンダーパスなど低い道路は特に注意が必要です。屋外のレジャーなどは無理をせずに、活発な雨雲が近づいてきたら、建物の中に移動するようにしましょう。特に川のレジャーは下流では雨が降っていなくても、上流で降った雨が流れて、増水してしまうこともあるので、注意が必要です。tenki.jpの「豪雨レーダー」などで雨雲の動きを把握すると良いでしょう。
阿波踊り:踊り手団体独自に「総踊り」強行 市長「遺憾」
12日に開幕した徳島市の夏の風物詩、阿波踊りを巡り、混乱が続いている。従来の主催団体の一つ「市観光協会」の赤字問題を受け、市主導の実行委員会が主催して開催にこぎつけたが、恒例の「総踊り」の中止を決めたことに、踊り手団体「阿波おどり振興協会」が反発。13日夜、独自開催に踏み切った。遠藤彰良市長は「(中止要請を)無視して行われたことは、誠に遺憾」とするコメントを発表した。
総踊りは、期間中の毎日午後10時から実施されてきたイベント。4カ所の有料演舞場の一つ、「南内町演舞場」が会場で、1000人以上が一斉に踊る迫力と美しさが人気を集めてきた。
実行委は今年、1カ所の演舞場への集中を避け、チケット販売促進を図るためとして総踊りの中止を決定。同じ時刻に各演舞場で有名連(踊り手グループ)が次々と登場する方式に切り替えた。
12日の独自開催は見送った振興協だが、「総踊りをやってほしいとの声が多く寄せられている」(山田実理事長)として13日の開催を決定。実行委員長でもある遠藤市長は同日、緊急記者会見を開き「雑踏の中での実施は極めて危険」と改めて中止するよう訴えたが、結局、別の場所で決行した。
今年のチケット販売率は7日時点で約51%(前年同期比9ポイント減)と低迷している。踊り手や市民の間では「対立で阿波踊りのイメージが悪くなっている」など、現在の状況を問題視する声もある。【大坂和也】
[2011.3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から7年と5ヶ月]