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2018年10月22日 (火):きょう即位の礼、三権の長や海外王族ら参列 恩赦も実施

 天皇陛下が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿(せいでん)の儀」が22日午後1時から、皇居・宮殿で執り行われる。憲法の定める国事行為。国内外から約2千人の賓客が参列する予定だ。同日は今年に限って祝日となる。

 儀式では、天皇のみが着る束帯「黄櫨(こうろ)染(ぜんの)御袍(ごほう)」を身にまとった天皇陛下が、宮殿の正殿・松の間に設置された舞台「高御座(たかみくら)」で即位を宣言する。高御座は高さ約6・5メートル、重さ約8トンで、屋根に飾り金具の鳳凰(ほうおう)が装備され、八つの柱がそれを支える。

 皇位のしるしとされる「三種の神器」のうち剣とまが玉も、日本国の印「国璽(こくじ)」と天皇の印「御璽(ぎょじ)」と共に侍従によって運び込まれる。

 皇后雅子さまは、高御座の隣に設置された「御帳台(みちょうだい)」に上がる。左右の側頭部のびんを大きく膨らませた「大垂髪(おすべらかし)」と呼ばれる独特な髪形で、十二単(ひとえ)を着用する。

 儀式には、内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官の「三権の長」のほか、平成の即位の礼にも参加したブルネイのボルキア国王ら海外からの賓客も多く参列する。宮殿内には、儀式の様子が参列者からよく見えるように、30台のモニターが設置された。

 「三権の長」が天皇を仰ぎ見る形で万歳三唱することなどから、憲法が定める国民主権、政教分離の原則に反するという指摘もある。

 夜には、主に海外の王族や大統領らをもてなす祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が開かれる。22日に雨が降った場合は、儀式の演出が変わる可能性がある。同日に予定されていた、広く国民に即位を披露するパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」は、台風19号による被害が広範囲にわたっており、被災者への配慮などから11月10日に延期された。

 皇居の中では準備作業も大詰めを迎えている。宮内庁職員らも古代装束姿で儀式に参加するため、何度もリハーサルが重ねられた。宮殿前に広がる中庭には、儀式の荘厳な雰囲気を演出するため、ほこやのぼりを掲げるさおなどの装飾が配置されている。

 警察は最大時約2万6千人態勢で警備をする。台風19号の被害が大きく、両陛下のパレードも延期されたため、被災県から警視庁への特別派遣部隊を大幅に減らした。態勢は当初の予定より小さく、1990年の即位礼正殿の儀と比べると約1万1千人の減少となった。

 警備を特に強化するのは各国の要人の多くが帰国する24日まで。警視庁と皇宮警察、成田空港の警備を担う千葉県警の計約2万300人に、全国警察からの特別派遣部隊約5500人を加え、要人の警護や空港などでの警戒にあたる。警視庁では22日、「最高警備本部」を設置し、検問や不審物の検索を強化し、首都高や一般道で大規模な交通規制を実施する。

 警察庁は「国民に大きな負担をかけるが、協力をお願いしたい」としている。

 政府は22日、「即位礼正殿の儀」に合わせて政令と基準を公布し、約55万人に恩赦を実施する。罰金刑を受け、一定の条件を満たす人が医師などの資格を取り直せるようになる「復権」が大半。公職選挙法違反者の公民権回復も約430人含まれるが、直近の衆参両院選挙と統一地方選の違反者は対象外としている。

 犯罪被害者遺族の心情に配慮し、対象人数を1990年の上皇さまの天皇即位時の恩赦から約4分の1に絞った。




[2011.3.11  東日本大震災と福島第一原発爆発事故から8年と7ヶ月]



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