人気ブログランキング | 話題のタグを見る

7月11日(火曜日)・・・うつ高島忠夫さん

    [ うつ   高島忠夫さんを支えて ]                  朝日



○うつ病と診断されてから1ヶ月、いつも冗談を言って周りを笑わせていた夫の表情は、うつろになった。食事の時意外はカーテンを閉め切った寝室でベッドに横たわり、まばたきもせずに一点を見つめ続ける。表情は能面のようになってしまった。あまりの変わりように、家族は戸惑った。

スキンシップをはかるため、ブラッシングに肩もみ、つめきり、手足のマッサージもしてあげた。家族がそばにいることを分かってほしくて一日に何度も「気分はどう?」「散歩でもしょうか?」と話しかけた。長男の政宏さん、次男の政伸さんも仕事の合間を縫って頻繁に電話やメールをくれた。

だが、夫の反応はなかった。主治医は「高齢になってから発症すると、治りが遅い」と教えてくれた。

万一を心配して、家中の包丁やはさみを隠した。お風呂の水も毎回抜いた。


      ・・・・・・・・うつ  は誰をもがなりうる病気である。落ち込む、気が失せる、気力がなくなる、自信がなくなる、体がだるく感じる、等々。これらの感覚が日常的に体の中に浸透すれば うつ 。

あの高島忠夫さんが「うつ」であったのは最近まで知らなかった。仲むつましい夫婦、立派に成長した男の子2人を持ち、何の不自由もなく幸せな家庭を築いていたはずが。

うつ は、なる前に自分で気づき、自分で治すが最大の防御。「深呼吸」が良い。背中を丸くして考え込むような時は、大きく息を吸って、大きく息を吐く、その時には胸を張り目線は水平又は少し上を見る。何度か繰り返し、思っていること、考えていることを中断する。

 
by nsmrsts024 | 2006-07-11 20:22 | 朝日新聞・生活、文化

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024