2006年 06月 28日 ( 1 )

6月28日(水曜日)・・・教員免許更新制

[教員免許更新制までは必要ない]    朝日・社説

○教員の質を高めるために、教員免許を更新制にする。そんな答申案が中央教育審議会の教員養成部会でまとまった。

免許の有効期限を10年とする。満了の前に30時間ほどの講習を受けさせ、終了したと認められれば更新する。講習を終了できなかった人は失効するが、もう一度講習を受けて終了すれば、免許を改めて申請できる。

いま教員はいったん免許をもらえば、一生使える。10年ごとに更新することになれば、大きな変化だ。

しかし、今回の更新性は、なんとも狙いがわかりにくく、中途半端である。

教員としてふさわしくない人を排除するのが目的かといえば、そうではない。社会の変化に合わせて教員の能力を高めるのが主眼だ。とはいえ、問題のある教員が教壇に立てなくなる効果は持つ。答申案はそう説明している。


子どもや保護者にきちんと話ができない。基本的な知識が足りない。教え方が高圧的だ。そうしたことで指導力不足と認定された教員は、この5年で10倍近くに増えた。この判定を厳しくして、実行するのが現実的だろう。

更新制の副作用として、教育委員会が気に入らない教員を落としてしまうのではないか、ということも考えられる。そんな不安から教員が伸び伸びと振る舞えなくなるとしたら、元も子もない。

教員の指導力を高めるには、もっと研修を強化した方がいい。10年経験者の研修が制度化されたが、学校の種類や専門科目に応じたプログラムを充実させ、専門性を高める必要がある。


教員の給与は一般の公務員より優遇されてきた。これに対し、政府・与党は財政難を理由に引き下げようとしている。そのうえ、教員免許が10年で期限切れになるのでは、教員をめざす人材の士気をそがないか。それも心配だ。


制度を変えるだけでは、教える力は高まらない、。大切なのは、教員が日々の実践を通じて力を磨くことだ。


保護者や地域住民が参加する学校評価制度が各地で広がっている。授業を見守り、教員に注文をつけたり、励ましたりする。そうした活動も、教員の質を高めることにつながるはずだ。
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by nsmrsts024 | 2006-06-28 10:36 | 朝日新聞・生活、文化

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