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2018年8月3日(金 ):

「暑さ日本一」の看板取り下げも 群馬・館林アメダス移設後、全国最高ゼロ続く

 記録的な猛暑が続く今夏、例年なら全国最高気温観測地の「常連」として名前が出る群馬県館林市の影が薄れつつある。6月に地域気象観測システム(アメダス)が移設後、日中の最高気温が全国トップになった日はゼロ。気象庁が公表を始めた7月2日から約1カ月間の新旧観測所の最高気温を比較すると、新観測所のほうが平均0・5度低い結果となった。地域振興などのため、市が掲げてきた「日本一暑いまち」の看板が取り下げられる可能性も出てきた。(斎藤有美)

 アメダスはもともと、市中心部の館林消防署(同市美園町)敷地内に設置。駐車場やアスファルト舗装の道路と隣接する環境で、インターネットなどで「高温になりやすい場所にあるのでは」「ズル林」などと実際の暑さを疑問視する声があった。

 夏本番を前にした6月13日、アメダスは消防署から約2キロ先の県立館林高校(同市富士原町)の風通しのよいグラウンドの一角に移設。その後は日中の最高気温が1度も全国トップになっていない。

 7月2日から今月2日にかけて、旧観測所では事実上の全国最高気温を記録した日が7日あったが、新観測所はゼロ。最高気温の平均は、旧観測所が35・1度で、新観測所は34・6度と0・5度の差がみられた。

 地元商店街などは「日本一暑いまち」を売りに、例年イベントを開催するなどして地域活性化を図ってきた。館林商工会議所は「日本一HOTなまち 激辛・激甘・激冷グルメ総選挙」を毎年開催し、今年で6回目となる。

 新井利和実行委員長(58)は「外国の方からも『館林は日本一暑いまちね』と言われるほど暑いことで知名度が高い。マスコミに取り上げられなくなり、このまま知名度は低くなってしまうのでは」と表情を曇らせる。

 全国最高気温を記録していないとはいえ、猛暑が続く今夏の気候は異常だ。かごめ通り唯一のかき氷店「やぎや」の店主、木村実さん(61)は「暑すぎて、商店街を見ていても歩く人がいない」と嘆く。

 しかし、「夕方くらいから涼を求めてお客さんはきてくれる。アメダスの温度は気にしていない」と依然強気だ。

 平成19年8月16日に40・3度を記録したのをきっかけに、市は20年度から「日本一暑いまち館林暑さ対策本部」を設置。市役所玄関に特大温度計、館林駅東口駅前にクールゾーンを設けたり、「熱中症予防アンバサダー」講習会を実施し、熱中症の知識を備えた人材育成に力を入れている。

 市の担当者は「アメダス移設によって温度が変わっても、体感温度は変わらない。対策は継続していく」としている。

 ただ、全国最高気温の観測地として市の名前が出てこない状況が続けば、「日本一暑いまち」という看板は嘘になってしまう。

 担当者は「今夏シーズン終了後に、気温の状況や暑さ対策の結果を検証する際、文言をどうするのかという話が出たら、検討していく」としている。


運転免許証の有効期限、西暦表記に 19年3月ごろから

 警察庁は2日、運転免許証に記載されている年月日のうち、有効期限の部分を元号から西暦表記に変更する方針を決めたと発表した。外国人の免許保有者の増加などを背景に、よりわかりやすくするのが目的と説明。来年5月の改元とは「直接関係はない」としている。

 警察庁は、有効期限に「平成」の文字を記載しないとする道路交通法施行規則改正案をまとめ、6日からパブリックコメントを募った上で改正する方針。システム改修などの準備に伴い都道府県警ごとに異なるが、来年3月ごろから発行される運転免許証で西暦表記が始まる。生年月日や交付日、免許種別ごとの取得日はこれまで通り元号で表記する。

 外国人の運転免許保有者数は年々増え、昨年末時点で約86万8千人。全保有者の1%超という。

 政府は、改元後も行政手続きで使用する証明書や書類は元号表記を継続する方針を示している。警察庁は運転免許証について「基本的に元号を使うことに変わりはなく、あくまで例外的な変更」と説明している。既に有効期限が西暦で表記されているマイナンバーカードも参考にしたという。(編集委員・吉田伸八)


猛暑のもてなしに訪日客ビックリ 休憩所探し体調不良

 各地で記録的な猛暑が続く中、訪日外国人が体調不良を訴えるケースが相次いでいる。日本より暑い国から来る人も多いが、時差ぼけなどで熱中症になるリスクは高まっており、日本気象協会などが対策に乗り出した。日本の市街地は海外に比べ休憩できる場所が少ないとの指摘もあり、関係者は「つらい思い出が残らないよう暑さ対策の重要性を伝えたい」としている。

© NIKKEI STYLE

 連日37~38度台の猛暑日となっている京都市。祇園祭で知られる八坂神社(東山区)の境内で7月25日、台湾からツアーで訪れたカク・シュウギさん(37)が座り込んだ。日本への旅行は3回目。「今まで経験した日本の夏とは全然違う。何度も休憩せざるを得ず、思うように観光できない」と汗をぬぐいながら話す。

 先週、日本に到着し、大阪、奈良、京都の順に回ってきたが、台湾の暑さに慣れているため、帽子などは持参しなかった。「無防備だった」と反省の弁を口にし、「今日は観光を少し早めに引き揚げて、帰りの空港に向かいたい」と話した。

 京都市消防局によると、2018年に熱中症で搬送された人は7月24日時点(速報値)で879人と、前年同日比の約2.4倍。外国人の搬送者数は把握していないとしているが、帝京大の三宅康史教授(救急医学)は「搬送されなくても、軽度の熱中症は相当数いるはずだ」と指摘する。

 世界遺産・清水寺(京都市東山区)では7月24日、20代の韓国人女性がめまいなどを訴え、寺の職員が119番して病院に救急搬送した。担当者は「暑さに慣れない海外客が体調不良を訴えるケースが増えている」と話す。

 外国人にとって、高温多湿な日本の夏は厳しい。日本気象協会が16年に在住外国人200人に実施した調査では、約7割が「日本で熱中症の症状を経験した」と回答。東南アジアなど熱帯地域の出身者でも約8割が「母国より湿度が高い」と感じていた。

 欧米などから来日した観光客の多くは時差ぼけで昼夜が逆転した生活になりやすい。早稲田大の永島計教授(体温・体液生理学)によると、体内時計が夜の状態では体温調整能力が落ちるので「汗を上手にかけず熱中症に陥りやすい」という。

 予防には水分補給や涼しい場所での休憩が欠かせないが、大阪府立大の橋爪紳也教授(観光学)は「欧米の都市と比べ、日本は木陰のある広場や公園が少ない」と指摘する。座って休憩するスペースが少ないとされ、カナダから観光で京都を訪れた30代の男性は「暑くて何度もカフェに入って休憩した」と明かす。

日本気象協会は、熱中症予防を英語で呼びかけるリーフレットを観光案内所で配布している© NIKKEI STYLE 日本気象協会は、熱中症予防を英語で呼びかけるリーフレットを観光案内所で配布している

 熱中症になるのを防ごうと、日本気象協会は熱中症の応急処置の方法などを英語で記したリーフレットを作成し、5月から国内の観光案内所で配布を始めた。利用者の6割が外国人という京都市のレンタル自転車店「風音」では、貸し出し時に凍らせた水の入ったペットボトルを配っている。

 総務省消防庁は20年の東京五輪・パラリンピックで熱中症などによる外国人の救急搬送が増える事態を想定し、17年に音声翻訳アプリを開発した。15言語でやり取りでき、全国の約4割の消防本部が導入している。担当者は「症状を的確に把握し、重症化しないよう対応したい」としている。

[日本経済新聞夕刊2018年7月25日付]





[2011.3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から7年と4ヶ月]


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3.11東日本大震災  福島第一原発爆発 楢葉町 314

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by nsmrsts024 | 2018-08-03 04:47 | 朝日新聞・綜合、政治

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